君のための嘘
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レンズを入れるのが初体験の夏帆に、看護師は親切丁寧につけ方を教えてくれる。
意外と簡単にレンズを入れられてホッと安堵した。つけてみると視界がはっきりして別世界のような感じがした。
内心ではメガネよりいいかも思ってしまう夏帆だが、ラルフにお金を使わせてしまうことに胸が痛む。
借りたお金は必ず返そう。
そう考えた夏帆は、少し気が楽になった。
だけど、ラルフさんが言っていたメガネだと不便なことがいっぱいあるって……あとはなんだろう……。
コンタクトレンズを入れたままで待合室に戻ると、ソファー座わり小冊子を見ていたラルフはそれを元に戻して立ち上がった。
はっきり、くっきり見える彼の姿を目にして、少し手前で立ち止まった。
物腰が優雅な彼に見惚れてしまったせいだ。
「夏帆さん、見えていますか?」
立ち止まった夏帆に、ラルフは小首を傾げた。
レンズを入れるのが初体験の夏帆に、看護師は親切丁寧につけ方を教えてくれる。
意外と簡単にレンズを入れられてホッと安堵した。つけてみると視界がはっきりして別世界のような感じがした。
内心ではメガネよりいいかも思ってしまう夏帆だが、ラルフにお金を使わせてしまうことに胸が痛む。
借りたお金は必ず返そう。
そう考えた夏帆は、少し気が楽になった。
だけど、ラルフさんが言っていたメガネだと不便なことがいっぱいあるって……あとはなんだろう……。
コンタクトレンズを入れたままで待合室に戻ると、ソファー座わり小冊子を見ていたラルフはそれを元に戻して立ち上がった。
はっきり、くっきり見える彼の姿を目にして、少し手前で立ち止まった。
物腰が優雅な彼に見惚れてしまったせいだ。
「夏帆さん、見えていますか?」
立ち止まった夏帆に、ラルフは小首を傾げた。