君のための嘘
「メガネだと不便な時もあるでしょう?」


ラルフに言われた夏帆はそんな時、あったかな?と、考えた。


「そうでしょうか……?」


目が悪くなったのはハイスクールの時、それ以来メガネを使っているけれど不便なことを思い出せない。


しいて言えば……ボールを使う運動をした時だったかも……。


バスケットの授業の時、パスされたボールが私の顔面に直撃してメガネが壊れた。


でも……ここでバスケットボールはしないし……。


「メガネよりもコンタクトレンズを好むお客様も多いですよ」


ふたりの会話に看護師が口を挟む。どうやらラルフと話をしたいと言った感じだ。


「ほら、両方作りましょう メガネだと不便なことがいっぱいありますから」


「ラルフさんっ!」


戸惑っている夏帆にラルフは看護師に頷いた。


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