俺様君の彼女ちゃんっ!
その日の授業が全部終わってたった今HRも終わった。



「よしっ、いきますか!」



リナの声とともに私達は教室を出た。




「でも、いいの?マサと行かなくて…」



私が遠慮がちに聞くと。



「そうだよ、今から誘っても遅くないよ?」



ハルも私の発言にうんうんとうなずいていった。




「いいの、いいの!…今日は女子会しよっ♪」



少しだけ悲しそうな顔をしてから笑顔で階段を下りていった。




…どうしたんだろう?



私は、隣にいるハルを見るとハルもリナの少し悲しそうな顔に違和感があるみたいだった。




「とりあえず、行こうっか」




「う、うん…」




それからリナの後を追って階段を下りた。



カフェに向かう途中の電車の中でリナは笑ってるのにその全部が作り笑いに見えてしょうがなかった。



空元気のリナをみるのはつらい。



何かリナの力になりたいな…。



私のそんな考えもついたとたんにぶっ飛んだ。




「うわっ…すごっ」



「ね…すごい…」



驚く私とリナの隣で冷静に



「…これは、マサ来なくて良かったわ…」



そういった。




私達がこんなに驚く理由…それは。



お店の中を見渡す限りの。



女世界。



女…女…女…。





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