君の、瞳に。【短編】
「あたしも、よく分からないんだよね」
本当に。
まじで、あっくんは不思議だからね。
「…でも好きなんでしょ?」
「は…」
「その人が」
え…その人って、あっくんだよね?
へ。
あたしが、あっくんを好き?
いやいやいや!
ありえないだろう。
「ないない。てか、別れてばっかだし」
「でもさ、思ってたより立ち直り早かったし。
それって、その人がいたからじゃない?」
図星をつかれて、ドキッとした。
彼氏と別れた日。
いや……フラれた日。
それから、あっくんと会う様になって。
あっくんの不思議な魅力に引き込まれていって、落ち込んでる暇なんてなかった。
「……」
…あたしって、あっくんが好きなのかな?