君の、瞳に。【短編】
だって、前の彼氏と話したり会ったりした時は、
本当にすごく緊張して、すごくドキドキして。
…うわ、自分恋しちゃってる!って感じだったんだもん。
でも、あっくんは違う。
緊張なんて、まるでなくて、ただ会いたいっていう感じだし。
ドキドキというか…あえていうなら、ワクワクしてる。
“不思議少年”を知りたくて、ワクワクしてる。
「やっほ」
あたしは、ボケッとしてたあっくんの目の前にたってそう言った。
「……」
…あれ?
あっくんから、返事がない。
あたしに気付いてない?…って、目の前にいるんだからそんなわけないよね。
あたしは不思議に思いながらも、もう一度あっくんに話しかける。
「あっくん?」