君の、瞳に。【短編】
その瞬間。
パチッと透き通るような瞳と目があった。
「…か…え?」
ゆっくりとあたしの名前を刻むあっくん。
「うん。どうしたの?気づかなかった?」
「……気づかなかった」
「あら。あ、もしや目を開けたまま寝てた?」
あっくんならありえるな、そう思ってそんなことを言ってみた。
「……そうだったら、いいなぁ」
「へ…」
が、あっくんのその言葉にあたしは少し固まった。
「…え、あっくん、目開けたまま寝たいの!?」
「そうゆう意味じゃないからね」
少しクスリと笑ったあっくんに、あたしは首をかしげる。
ん…なんか意味が分からない。
まぁ、あっくんが意味不明なのは今に始まったことじゃないかっ。