年下の君にベタ惚れ中【完】
幼なじみさんが見えなくるとゆっくりとあたしから離れた。



「あ、あのさ、こんな寒い中だけど…公園寄らない?」



結城君のいきなりの提案。



へ、公園??



「あ、うん。いいよ」



あたしがそう言うと結城君はあたしの右手を取って歩き出した。



そんな些細な事までキュンっときてしまう。




「あ、すぐそこに公園あるのでそこに行きますね」



そう言って徒歩5分。



小さな公園へあたし達は入って行った。



そこには、ブランコと滑り台と砂場しかない小さな公園だった。



あたしたちは無言でブランコへと座った。




「空さん、なんで来てくれたんですか?」



…へ?



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