年下の君にベタ惚れ中【完】
「滝磨、結城君の家行ったことある?」



「えー。結城ん家?あー…」



テレビを見ながら話してるから会話が進まない。



イラっときた私は滝磨の近くに置いてあるリモコンを奪い、



「ちょ、姉ちゃん!」



ピッとテレビを消した。



「あーっ、何すんだよ!今俺見てただろーが!!」



「問答無用。私の質問に答えくれない滝磨が悪い!テレビを見たかったら私の質問に答えなさいっ!」



こうでもしなきゃ滝磨はこたえてくれないんだから!




私がそう言うと滝磨は観念したようにポテチをまた頬張った。



「…で、なに?」



「今度結城君の家行くんだけど!どんな感じかな!」



「結城ん家?あー、めっちゃ綺麗だしお母さんめちゃめちゃ優しいよ。結城はお母さん似じゃね?ねぇ、リモコン返して」



へぇー、綺麗なんだぁ…。





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