年下の君にベタ惚れ中【完】
結城君のお母さんの像が私の頭の中で勝手に構成される。



優しくて、美人で、細くて、綺麗なお母さんなんだろうなー…。



滝磨がリモコンを取ろうとしたところをばっとまた奪う。



「ちょ、姉ちゃん…!」



もがく滝磨。



「今度結城君の家行くことになったんだけど、私大丈夫かなぁ!?」



滝磨にそういうとめんどくさそうに



「なんとかなるだろ」



そうとしか言わなかった。



ちえっ、なーんにも役に立たない弟。


もういいや、返そ。



わたしがぽいっとリモコンを返すと急いで再生する滝磨。


頑張るしかないか…!



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