モノクローム
「理央が崩れたときには、他の奴等も全員倒した後でした。そして、一番傷の浅い僕がバイクを走らせ」
「私に会った」
「そうです」
うーん。
私の家の周りは不良の溜り場になってるのかなぁ。
そういえば、昼にコンビニに行ったときもいたな。
やだなぁ。めんどくさい。
「その時の相手は全員、『雷御』に所属していました。『雷御』は何か知っていますか?」
「最低最悪、極悪非道の暴走族ですよね?」
「そうですね。まさしくその言葉がぴったりです。
僕たち『影炎』と『雷御』は結構前から対立していまして、ことあるごとに喧嘩してきました。
そこでなんですが、御津村さんのことを向こう側に知られてしまいました」
…………どうしてそうなった。
「なぜかわからない、という顔をしていますね。
昨日、あなたの言ったとおり、応援を呼びに行った奴がいました。僕らが公園を去った後、応援が来たのでしょう。
そいつらは僕らが痛手を負っていることを知っていましたから、周囲を捜索し、『影炎』を一気に潰そうと考えていたんでしょうね。御津村さんの家の近く周辺は、『雷御』がうようよいました」
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