愛しき人
『こんばんわ~』

「よっ。みさきちゃん。久しぶりだね~」
 
お店に入ったら、この店で働く真人の先輩に声をかけられた。

「どうしたの?突然の来店だから~」

『就職して忙しくて、おいしいお酒のんでなかったから。飲みたっくなって』

「そっか。それなら大歓迎だよ。でも今日 真人は休みだよ」

『えっ?』

「えっ?」

『ううん。知ってる。飲みに来ただけだから~』

「カウンターでいいかな?」

『はい・・・・』

さっき、仕事中って言っていたよね。なんで店にいないの??

私の頭の中で、ぐるぐると不安がよぎった。

先輩とたわいもない話をして1時間くらい過ぎたころ、私は帰宅した。

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