愛しき人
俊哉は仕事でクライアントへいったまま、そのまま自宅へ帰るって、さっきメール来てたし・・・
今日はマンションに帰ろう・・・
マンションについた。エレベーターは2基ある。
一基は私の住むフロアーで止まっていた・・・
あっ・・お隣さんだ・・・
私はもう一基のエレベータで自分のフロアーまで上がった。
男の人の後ろ姿が見えた・・・・
おとなりさん、男の人なんだ・・・
えっ、としや????
どうして・・・・
声をかける暇なく、隣の部屋へはいって行った・・・
どうして・・・いくら、一流企業の課長といえども、こんなマンションには住めない。
このマンションは金額だけではななく、それなりの名声がなくてはいけない・・・
私は、NFコーポレーションのお嬢様・・・
じゃっ、としやは????
不安になり、すぐに、お兄ちゃんへ電話をした。
『お兄ちゃん。お願いがあるの』
「どうした?」
『私の隣に住んでいる人に素性をすぐに調べてほしいの・・・
理由は聞かないで・・・お父さんにも内緒で・・・お願い・・・』
「わかったよ。簡単なことだ・・・お前が頼んでくる何で相当なんだろう」
『お願い』
「今日中に何とかできればいいけど・・明日まで時間をくれないか」
『もちろん。お願い。お兄ちゃん・・・』
私の兄は、今父の会社で働いている・・弁護士いバッチももって・・・