先生に片想い


「先生…」




あの約束をした日から………


あたしは理科室に足を運ばなくなって。




先生とも話さない。





もちろん

「好き」なんて言える訳もなくて。




授業中にたまに目が合うくらい…。




「朝倉?どーした?行こうぜ!」



あたしは大谷くんの言葉でハッと

やっと我に返った。




「うん!」




あたしは教室に向かった。









…あたしは知らなかった。



















先生が切なそうに

あたしの後ろ姿を見てたなんて。



< 52 / 106 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop