片想い-*-Finally
恭平は冷たい。
「じゃあ、また部活で」
「あぁ」
昔はもっと、
・・・優しかった。
いつからこんな無愛想になったんだろう。
"わたし"にだけ。
「有紗、今日部活?」
「うん」
彼女はわたしの友達の遠藤優希。
わたしの相談相手。
「なーんだ」
「なんかあるの?」
「智のプレゼント、一緒に買いに行って欲しいなぁって・・・」
智ってのは、優希の彼氏。
「んん・・・サボれないしな」
「えー、頼む」
どうしようかな。
「あ、大丈夫」
「まぢで?」