3つのナイトメアー
ものものしい音楽が流れている。美樹は、少したじろぎながらも、大きな期
待に胸を弾ませながら、麻衣の後についてシャンネルの店に入った。
その途端、若く美しい女が、満面に笑みを浮かべながら声を掛けてきた。
「いらっしゃいませ、浅見麻衣様。本当にお久しぶりです。二年ぶりくらい
でございましょうか。お元気でいらっしゃるようで、何よりですわ」
「本当にお久しぶりね、山根さん。今日は、この招待状の春夏物の新作でも
見せてもらおうかしら」
「どうぞ、どうぞ。今日は、ごゆっくりしていって下さいませ。お連れの方
も、こちらにどうぞ」
山根というこの若い女が、麻衣の担当アドバイザーなのだろう。美樹の行
きつけの店の店員より、遥かに洗練された雰囲気を持つ彼女は、美樹に対し
ても丁重な態度を崩さず、