シンデレラに玻璃の星冠をⅠ
ああ…。
あるじゃないか。
あたしが出来る唯一の方法。
何だ…
簡単じゃん…。
あたしは――
「離してッッッ!!!」
久涅を…全身の力で押しのけ、櫂の方に駆けたんだ。
「馬鹿、芹霞、来るなッッッッ!!!!」
その声に…心が震えた。
やぱい、泣きそう。
あたしは歯を食いしばって、それを堪えた。
そうあたしが。
櫂目掛けて来る奴らの、盾になれば。
そう。
あたしが、標的になればいいだけで。
標的をあたしに変更させればいいだけで。
なんて単純な、効果的な方法。