大切な大切な幼なじみ--2--

普通の生活



「あ…鞄」


学校に戻らなきゃ…。

そう思ってると…。


「あるし」


翔太が私の鞄と翔太の鞄を見せた。


「ありがと…」


受け取ろうとしたんだけど…。


「いいよ。家まで送る」


そう言って歩き出してしまった。


なんだ…やっぱり普通に話せる。

昨日までの辛さが嘘みたい。


翔太の後ろ姿を見ながらそう思った。


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