覆される都市伝説
隠された真実・暴かれし都市伝説の裏
いつもの暗い空間の中に戻ってきても、マカと過ごした日々を思い出していた。

しばらく留守にしていたせいか、アクセスしてくる人はいなかった。

でも今は…それがありがたい。

また昔と同じことをやれるのかと言えば、正直、自信がなかったからだ。

「ダメだなぁ。わたし…」

マカの前で、バカバカしいことを誇らしげに語ったのに…。

それをやり遂げる心の強さは無いのだろうか?

「ふう…」

誰も何も無い空間で、膝を抱える。

 バチッ

「えっ?」

暗い空間に、白い火花が散った。

 バチバチっバチィッ!

「きゃあっ!」

白い閃光は徐々に大きくなり、音も大きくなった。

「あっ、ゴメンゴメン。驚かせた?」

その白い閃光から、何とハズミが現れた!

「えっ…ええっ!?」

「迎えに来たよ、ナナオ。キミはこんな所にいちゃいけない」
< 111 / 161 >

この作品をシェア

pagetop