覆される都市伝説
すでにわたし自身が、ホラー/オカルト的な存在だというのに…。

マカの寝顔を見て、壁にかけてある時計を見た。

「朝食、作っといてあげよう」

そっと布団から抜け出し、クーラーを入れた。

マカはあんまり扇風機やクーラーが合わないみたいだから、弱い設定をして。

部屋から出た後、まずはお風呂場へ向かう。

昨日、久しぶりにお風呂に入れたのが嬉しくて、今日もまた入ろうと決めていた。

マカからは家の中にいるなら、好きなようにして良いと言われたし。

ここのお風呂、一階にも二階にもあるから、本当にスゴイ。

しかも立派で大きくて広い。

入ると気持ちよくて、ついつい長風呂をしてしまう。

「生前はお風呂はフツーに好きだったんだけどなぁ」
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