1/3の微妙なカンケイ
奏ちゃんが黙ったので、歩き出しながら、振り返る。

今のを、どう受け取ったものかと、フリーズしてる。

「冗談だって」

「顔、赤いけど」

「言ってみたものの、苦手なタイプの冗談だったから、言うんじゃなかったって、激しく後悔してるとこ」

奏ちゃんも歩き出す。

「苦手で良かった。悠里にそういうこと言われると、冗談でも、刺されるみた
いに身にしみた」

しみたのか。

真実がにじみ出ちゃったのかも。

でも、いいじゃん。

あたしは結構苦しい想いをしてるんだから、たまには復讐させてもらっても。

って、奏ちゃんは、何も悪くないんだけど。

「オレね、暗示にかかりやすいんだ。だからやめて」

そうか、暗示にかかりやすいのか。
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