1/3の微妙なカンケイ
「ねえ?」

奏ちゃんがあたしを見る。

あたしはまん前に立ち止まる。

「一緒にお茶しませんか?」

奏ちゃんは、真顔で何か言おうとして、笑い出してしまった。

「・・・ごめん。夢がかなったわ。ありがとう」

ついでに、お茶に誘われる体験をしてみたかったらしい奏ちゃんのために、わざわざ作ったシチュエーション。

「何で笑うかな」

「緊張感にたえきれなかった・・・らしい。って、本当にいつもの格好だな、悠里」

「だって、女装して、奏ちゃんに惚れられでもしたら厄介じゃない」

「厄介~?」

「両想いになっちゃう」

「・・・」

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