1/3の微妙なカンケイ
うわ。

「ごめん」

「いいって。オレはイヤじゃないから」

イヤじゃないなんて。

また、あたしの心をえぐることを平気で言う。

その言葉に不服なんじゃなくて、嬉しいから、えぐられる。

そういう優しさが、あたしに勘違いを起こさせて。

それが勘違いだってわかってるから、痛くて。

奏ちゃんはにんまり笑う。

「だって、その方がきっちり誤解を解ける」

…って、やっぱり迷惑なんじゃないか。

< 30 / 194 >

この作品をシェア

pagetop