クールな泉くん


「思ったより人いないね。」



「まぁ冬だからね。」



でもあたし的にはちょっと空いてるくらいのほうが、泉くんと2人の時間を過ごしやすくて嬉しい。




「ペンギンのお散歩13時からだって。
先に他のとこ見てこよっか?」





「ん。」





少し前を歩く泉くんの腕に腕を絡める。



「・・・どうしたの。」



「えへへ」



泉くんが横目であたしを見る。



「せっかくの泉くんとのデートなんだからいっぱいラブラブするもんっ」

って言ったら




「変態。」


とボソッと呟かれた。



へ、変態じゃないもし!!


…ただね?いつもクールな泉くんともうちょっとこうラブラブっとね?





・・・変態じゃないよね!?ふつうだよね!?



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