一途愛
「あんたを応援してるよ。
宗方と別れて 辛かっただろうに必死に笑って
宗方を信じてるっていうあんただから
私たちだって宗方を信じてんだよ。
あんたと宗方はすごい絆で結ばれてるんだって。
いつかきっと…あんたたちの一途さは実って。
だから宗方から逃げないでよ。」


「ありがとう…心配してくれて……。
いっつも見守ってくれて…。感謝してるんだよ。
いつまでも…そばにいて…ずっとずっと年とって
ばあちゃんになっても…みんなで温泉行ったり
カラオケいったりして…。」

私が言うと

「あたりまえじゃん!!!うちらの友情は永遠だよ!!」

美里が叫んだ。

「だよ ずっと友達だよ。亜美だってそう言うよ。」

涙が出てきた。

「ありがと。私 強くなれるよ絶対。
みんなが応援してくれるんだもん。幸せだよ。
愛した人の子供を産んで…日本一のおかあさんになる。」


私の宣言にみんなが目をまんまるにしているのがおかしかった。


「私ね…おかあさんになるの。
とんでもないことしちゃうけど・・・・
龍の子供だから…絶対にこの腕に抱きたい。」


私はまた力をたくさんもらった。


命をはぐくみ
愛をたくさんもらって・・・・
私は 母になろうとしている。
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