一途愛
「遅いぞ~~。」

コンビニの前には 龍が立っていた。


「だって・・・急いだって…この時間だもん…。」

息を整えるのに深呼吸


「今日 えらかったな。
ちゃんと言えたじゃん 自分の気持ち。」

龍の言葉が嬉しかった。

「でも…なんかおおごとになりそう…
龍 大丈夫?あいつら卑怯だから……。」

「俺なら全然大丈夫~~。」

「いいな龍は……自分に自信があるから……。」

「姫だって 今日頑張ったじゃん。
いいなりになってたら…いつまでも
そこから抜けられないぞ。」

「それはそうだけど……。とんでもないことしちゃったなって…。
私も明日から大変そう……。」


「俺が守ってやるから安心しろ。」

「それが怖いんだって……。」

龍は私の手をとって
「あったけ~~~。」と言った。

冷たい手・・・・・


ルナがお出迎えに来てくれた。

「ルナ おじゃまします~~。」

「ニャン!!」


「おかえりなさいませ 龍さん。」
お手伝いさんがその後をついてきた。


「おじゃまします。」

私は頭をさげて靴を横に揃えた。
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