繋いだ手
しんみり聞き入ってる二人


5cm程開けた窓から入る夜風が、その唄を一層引き立てた



左側の横顔が、何だか、泣いているように見えた。


車は走り続け、見慣れた街並が見えて来た頃には、



次の目的地は「海」と決めていた。
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