現代都市伝説物語~恋愛魔曲~
「その占い師が、クラスの女の子にオルゴールをくれたんだよね!」


「オルゴール?」


「うん、オルゴール!恋愛魔曲とかいう曲のオルゴールらしいよ」


「恋愛魔曲?」


「好きな異性と二人きりで聴くと、恋が必ず叶うんだって!凄いよね~♪」


目をキラキラさせながら、理緒は純輝に説明した。


「恋が必ず叶う?」


オウム返しに呟いた純輝は、急に笑い出した。


「ハハハ、そんなの嘘に決まってんじゃん!」


「え~?だって、占い師の人、ちゃんと言ってたよぉ!?」


「そういうジンクスがあった方が、勇気を出して告白しやすいからじゃないの?」


「ジンクス?」


「恋のおまじないみたいなもんだな」


「でも、それなら必ずなんて言う?」


珍しく真面目な顔をして、理緒が純輝の方を見た。


「確かに、ちょっと変かもな…」


釈然としない顔をして、純輝はガシガシ頭を掻いた。
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