現代都市伝説物語~恋愛魔曲~
そのため、幹彦は理緒達の傍から離れようとしたが…。


「幹彦君!」


「何だ?」


理緒に呼び止められ、幹彦は振り返った。


「幹彦君の友達に、確か幽霊とか詳しい人いたよねぇ?」


「京極の事か?」


「ちょっと、相談したい事があるんだけどぉ…」


「理緒、まさか…」


流依が顔を強張らせた時、幹彦が口を開いた。


「アイツなら、今、インフルエンザで学校、来てないぞ」


何故だか、流依は少しホッとした。
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