現代都市伝説物語~恋愛魔曲~
「昨日、オルゴールの所為で、クラスメイトが二人、死んじゃったの…」


「理緒。だから、オルゴールを聴いただけで、人が死ぬなんて有り得ないって!」


俯いたままの理緒の隣で、流依が宥める様に言う。


「曲が人を殺すなんて、何か『暗い日曜日』みたいだな」


「『暗い日曜日』?」


一気に、三人の視線が幹彦に集中する。


「『暗い日曜日』は、1933年にハンガリーで作曲された曲なんだが、ちょっと問題があってな…」


「問題?」


「この曲を聴いた数多くの人が自殺したんだ。その所為か、『暗い日曜日』は自殺魔曲なんて言われている」


「え?」


「嘘?」


「そんな事って…」


理緒も流依も純輝も、驚いて目を見開いている。
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