かけがえのない宝物
『聖也くん…ありがとう』
女は照れた様に笑う。

ここまではまだランニング程度だ。
こっからが本番。

『旨い店知ってるんだけど、よかったら行かね?』

悠太はもちろん、女二人も誘いにのり目的の店へ向かった。

『いらっしゃ…あっ!聖也じゃないか。ゆっくりしてけな。』

ここは昔から可愛がってもらってる彰(あきら)先輩の店。
だから酒も飲み放題。

『生二つとカシスオレンジと巨峰カルピスサワーね』
彰先輩にそう言い、奥の部屋に入る。



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