彼氏は可愛い年下系
「祐希奈……、先輩」



「ごめん、…ごめんなさい……っ」



「っ、祐希奈……」




泣くあたしを力強く抱いて、ずっと待っていてくれた。




悠希君は、どうしてなんにも聞かないの。




…あたしが、聞かれない方がらくだから。




文化祭の日も、あんなとこ見たのに、なんにも責めやしなかった。




今だって、支えてくれてる。




あたし、凄くいい人に会った。




ごめん、今は悠希君が一番なんだよ。




自分も悠希君の背中に腕をまわし、周りなんて気にせず泣いた。




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