彼氏は可愛い年下系
「……良かった…」



「あぁ……。ありがと」




颯に抱きしめられても、乾いた返事しかできない。




………一樹君は……?




「ねえ、颯……一樹君は?」



「っ、一樹先輩……は」




颯は目を泳がせる。




それを見て悟った。




あたしなんかより、大変な事になってる。




ズッシリと心が重くなった。




「ねぇっ……、一樹君に会わせてよ……」



「まだ、寝てるよ…」



「いい……、それでもいいから、会わせてよ…!」




颯の服を掴み、狂ったように会わせてよと言う。




< 313 / 412 >

この作品をシェア

pagetop