社長と小悪魔ハニーの年の差婚
「社長の方こそ…話しました?」



「いや・・・」


美古も麻古のコトになると、過剰に反応する。

澪生と同じで、ヤキモチを焼かれて、厄介なコトになるのは目に見えている。



「お互い様ってコトね」


「ははっ」


俺は麻古と顔を合わせて苦笑い。


「・・・」


麻古は俺に背を向けて、デスクに戻っていく。

普段はパンツスーツの着てるクセに、俺の代理秘書になったとたん、タイトスカートを穿くようになった。


麻古も美古に似て、足が細くて長い。



「…」


不意に振り返った麻古と視線が合う。


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