社長と小悪魔ハニーの年の差婚
子供のコトを言われ、何だか急激にヤル気が失せてしまった。



「疲れたのか?」



私のおかしな様子を敏感にトーマは感じ取る。
女優みたいに演技して、キモチを誤魔化すコトができたらよかったけど。
直ぐにキモチが表に出てしまう私には隠すコト、できなかった。



「別に…」



「子供のコトなら気にするな…。子供は授かりモノだ。いつ出来るかなんて分からない…」



「そうだけど」



トーマは私の唇にキスを落とす。



「…ゴメン…」



「どうして謝る?」



「・・・」



私の上に覆いかぶさっていたトーマは隣に仰向けに転がった。
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