社長と小悪魔ハニーの年の差婚
トーマも何も言わず私の肩を抱き寄せて、自分の腕に引き込む。



「…お前…俺に何か隠してるのか?」


トーマは勘が鋭い。



「え、あ…私…まだ…遊びたいの…」

苦し紛れに思ってもないコトを漏らす。



「杏里ちゃんとは同じ歳だけど…私は精神的に子供だから…まだ子育ては無理」



「・・・確かにそうだな~精神的にはガキだな…昔の男の話をして俺を妬かせようとするし・・・」



「・・・」

同調されるのは少しムカつくけど…秘密を隠す為には仕方がなかった。



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