社長と小悪魔ハニーの年の差婚
でも、トーマは私をスキになってくれた・・・


元カノの麻古姉よりも出来の悪い私を。


私の髪を触っていたトーマの手が次第に離れていく。


「・・・」


トーマの方が、先に眠ってしまった。



レーシックして、眼鏡を外して、髪を少し茶系に染め、服装のセンスも若くしたトーマ。



若い私に少しでも近づく為に努力しているコトは分かっていた。



素直に喜べばいいのに…



私は10代に見られようと…ギャルファッションに身を包む。



私は自分でも思う意地っ張りだって…



その上、トーマには似合わない女だと他人に思われても、そんなギャルな私をトーマは一途にどこまで愛してくれるのか?試していた・・・






悪魔とまではいかないけど…私は小悪魔。



我侭で融通の利かない…意地っ張りで最高に可愛くない女だった。


















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