社長と小悪魔ハニーの年の差婚
「・・・美古お前は何も…わかってない…。社長の妻として…自覚がなさ過ぎる…。20歳のお前を本当に愛して…俺は結婚した…」



「トーマ…」



「遊びたい盛りのお前を妻に持った俺が悪いのか?」


トーマの瞳に自嘲的な光が宿り始める。



「私は…!?」



「…お前との結婚を決意していた俺に…栗原は…反対した…。俺はヤツの忠告を聞かず…お前と結婚した…」




「・・・」



「今夜は…ゲストルームで寝る…。もう少し真面目に、考えてくれ…美古」



「トーマ!!?」



私に背を向けるトーマ。


いつもは広く見える逞しい背中が小さく、瞳に映った。





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