星になった君
颯を見てると、いろんな表情が思い浮かんだ。


笑顔の颯、ちょっといじわるした時に見せる拗ねた顔の颯、夕日の中で私に見せたちょっと大人っぽい顔の颯…。



これが全て見れなくなるのかと思うと、また涙が溢れそうだった。



でも、泣かないで颯の意識が回復するのを待とうと思った。あの優しい声をもう一度聞きたいと思った。


それが叶うのかどうか分からないのにひたすら祈った。
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