ラブラブ☆レッスン


「実紅ーはよ」


「おはよう、蒼ちゃん」


「で?昨日どうだったの?」


「なんでそんなにニヤニヤしてるのよ…。別になにも…」


そんなことを言いつつも、昨日のことを思い出してしまい
顔がかぁっと熱くなる感覚した。


「はいー!詳しく説明してくださーい!」


蒼ちゃんは強引だ。吐くまで絶対に折れない。
しょうがなく昨日あったことを話した。
…先生の秘密以外は。


「へー、やっぱ寿先生とさっちゃんって仲いいんだねー。実紅知ってる?うちらが高校入る時までは2年ぐらい付き合ってたらしいよ?」


「えっ?そうなの?」


でもそう言われるとどこか納得してしまう。
放課後…聞いてみようかな?
相談したいこともあるし…


「まぁあくまでもウワサだし、誰かが勝手に流して先生の競争率落とすための作戦かもしれないからよくわかんないけどねー」


「そっかぁ…」


「何そんなに落ち込んでるのよ?」


そういいながらクスクスと笑う蒼ちゃん。


「蒼ちゃんだから言うけど…私気づいたんだ」


「…そっか。頑張りなよ」


私のあれだけの言葉で理解してしまう蒼ちゃんは
私のことを本当によく理解してくれていると思う。


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