しゃぼん玉
そうしたマイナスの思いを、勉強やサークル、友達付き合いで紛らわしていたのだけど……。
“穂積さん、大丈夫かな……。
なんでリク君ちからいなくなっちゃったんだろう?”
ナナセと共にそういうことを考えたかった。
一度メイに否定的な態度をされてから、ミズキは自分の考えに自信を持てなくなっていたから……。
三人が乗った車はミズキの家に着いた。
マナとシュンは、メイのことについてもう少しミズキと話したかったが、ミズキの体調を考慮し今日は解散することにした。
「ミズキちゃん、ゆっくり休んでね」
「詳しいことは明日話そ。
今日はゆっくりしろよ」
「二人ともありがとう」
ミズキが玄関に入っていくのを見送った二人は、心配そうな顔をして帰っていった。
“今日はとりあえず寝なきゃ。
明日はリク君に会って……”
ミズキはそのまま、自室で眠りの底に落ちていった。