しゃぼん玉
ミズキは真っすぐアイリの瞳を見た。
「アイリちゃんもつらいと思うけど、このまま彼氏と連絡せずにいたら、きっと後悔すると思う。
話してみたら、何かが変わるかもしれないよ?」
アイリはじっと考えた。
ミズキの言う通りかもしれない。
今までも、こうやって無視しあうことで状況が良くなった試しなんて一度もない。
“許す許さないを決める前に、顔を見てマサヤと話そう。
このまま別れたくはないから”
この時、アイリは一つの考えが思い浮かんだ。
“……マサヤのケータイ、見てみようかな。
そしたら何かが、分かるかもしれない”