しゃぼん玉

ミズキはアイリの背中をさすりつつ、しばらく考えた後こう言った。

「実は私も、最近、ナナセ君といろいろあったんだ」

「ナナセ君と??」

アイリは驚いた。

“あんなに優しそうなナナセ君でも、ミズキちゃんとうまくいかなくなることがあるの?”


「私が言いたいこと色々我慢して、意地はってたせい……。

このジムに来たのも、そのことがきっかけで。

私、ナナセ君がジム通いしてたの知らなくて」

ミズキは、ナナセと連絡が取りづらくなった時のことや、その時にナナセの浮気を疑ってしまったこと、それでも嫌われたくなくて、他のことをして本音を紛らわしていたことなどを話した。

ナナセがジム通いを告白してくれた時の喜びなども。

「ナナセ君のこと信じたいって思って、無理し過ぎたみたい。

信じる気持ちは二人で一緒に作っていくものなんだって、やっとわかったんだ」

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