しゃぼん玉
途中でトレーニングを抜け出したままなかなか戻ってこない二人を心配し、ナナセは待合室までやってきた。
しばらくして、ミズキとアイリが戻ってくる。
ナナセは、あらかじめ用意しておいたスポーツドリンクを二人に差し出した。
「今日は、ここで終わりにする?
ミズキちゃんは初めてだし、アイリちゃんも顔色が良くないから……」
ミズキは受け取ったスポーツドリンクのペットボトルを両手でにぎりしめ、事情を話した。
アイリが、彼氏とケンカしたまま気まずくなっているので、仲直りをさせてあげたい、と。
ナナセも、以前からアイリによく恋愛相談をされていたので、すんなり首を縦に振った。
二人は、アイリのことが心配だった。
そのままトレーニングを終え着替えを済ませたミズキ達は、アイリに導かれるがまま、アイリの彼氏の自宅前まで付き添うことになった。