しゃぼん玉


駅でアイリと別れると、ミズキとナナセは星崎家に向かって歩いていた。

アイリの気持ちを考えると辛かった。

まだ、アイリの彼氏に対しての疑惑は晴れていない……。


ミズキは自分のケータイをにぎりしめ、

「アイリちゃんにそこまでさせるなんて、彼氏もひどいよ……」

「うん……。

結局今日も、まともに謝ってはくれなかったみたいだしね」


アイリが手にしていた、コンビニ弁当のゴミが入ったビニール袋。

アイリはそれを見て、

「私が勝手に持ち込んだ物だから、いいの」

と、笑って言っていたけれど、それを見てミズキは悲しみが込み上げてくるのを感じた。

< 331 / 866 >

この作品をシェア

pagetop