しゃぼん玉
駅でアイリと別れると、ミズキとナナセは星崎家に向かって歩いていた。
アイリの気持ちを考えると辛かった。
まだ、アイリの彼氏に対しての疑惑は晴れていない……。
ミズキは自分のケータイをにぎりしめ、
「アイリちゃんにそこまでさせるなんて、彼氏もひどいよ……」
「うん……。
結局今日も、まともに謝ってはくれなかったみたいだしね」
アイリが手にしていた、コンビニ弁当のゴミが入ったビニール袋。
アイリはそれを見て、
「私が勝手に持ち込んだ物だから、いいの」
と、笑って言っていたけれど、それを見てミズキは悲しみが込み上げてくるのを感じた。