しゃぼん玉

清らしくない真面目な面持ちを目にし、メグルはつい笑ってしまった。

「なに?

そんなこわい顔してぇ」

無意識に祖母の言わんとしていることが喜ばしい話題ではないと感じ取り、わざと明るく振る舞うメグル。

清はそんな空気に触れ、一瞬だけ肩の力を抜くことができた。

しかし、次の瞬間、再び表情を固くする。

「今日、たまたま買い出しの帰りにメイちゃんと会ったんだけど、その時メイちゃんね、変な人と一緒にいたんだ。

お付き合いしている男性には見えなかったしね……。

メグルも、その人のことを知ってるかい?」

清はメイの耳に届かぬよう、声を絞っている。

メグルもそれにつられるようにヒソヒソ声で、

「メイが、男と一緒だった?」

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