しゃぼん玉
清は腕を固く組み、
「その男性ね、私と目を合わせた途端、気まずそうに顔を伏せたんだよ。
まるで、私が邪魔者だと思っているかのようにね。
一瞬、そんな目をしていたんだよ」
「マジでー?
ばあちゃんの考え過ぎじゃないのぉ?
カッコよくて爽やかそうな人だったよー?」
清は、ケラケラと笑うメグルを封じるように、両手で胸元を押さえつけた。
「……メグルの言う通りならいいんだけどね。
どうも、さっきからあの男の表情がここに引っかって、気になるんだよ。
メグルも、学校ではメイちゃんのことをよく見ててあげておくれよ」
「う、うん……」
清の気迫に圧倒されたメグルは、清が部屋を出ていくまでそこでポカンとするしかなかった。