コントラスト~イケメン達のLOVE争奪戦~
「うちの生徒と北工の生徒が彼カノ同士なんて・・・。
あたし自身は、全然いいと思うけど
この高校に通う人の中には、それを馬鹿にする人だっていると思う。
永山も、うかつには言えないよ、こんなこと。」
「どうして?」
「だって、不良の中じゃ
エリートはださい
みたいな風潮あるじゃない。」
そっか・・・・
もしかして、大輝
だからわたしが北工に行くの、あんなに反対してるのかな。
でも、
そうだとしても
「でも、好きなんだもん!」
わたしがそうつぶやいた途端。
律子がため息をつく。
「やっぱり、最後はそれで押し切るんだよね、綾は。」
「だってしょうがないじゃん!
別に馬鹿にされたっていいよ。
あ、でも大輝を馬鹿にしたら許さないけど。」
わたしが馬鹿にされるのは全然いい。
好きな人と付き合ってなにが悪いの?
みんなだって、好きなら彼氏になってほしいって思うでしょ?
「うん、いいよ。
あたし、綾のそうゆうところ、超好きだから。」
にっと笑って頭をなでてくれる。
「律子~!」
わたしも、律子大好きだよ~~!!!