コントラスト~イケメン達のLOVE争奪戦~
「意識すればいい。」
「へ?!」
顔をあげた彼女の顔は、
今までで見たことないくらい赤い。
初めてみた、倉持の俺に対しての赤面。
「友達なんて、思い続ける必要ないじゃん。
俺を意識すればいい。
俺にドキドキすればいい。」
俺は、ずっとそれを望んでいたんだから。
きっかけは、なんだっていいと思ってた。
でも、俺にとっては一番のきっかけ。
大好きなバスケなんだから。
俺のバスケ姿を見て、俺のポジションが変わったんだろ?
そんなの、最高のシナリオじゃんか。
「そ、そんな・・・・!」
「俺は、それでいいよ。
もともと、ずっと友達として見られていたかったわけじゃないし。」
「え?」