コントラスト~イケメン達のLOVE争奪戦~

桐山くんはそれに対してなにも言わなかった。


もっと切なそうに笑うだけ。




「そうできたらいいんだけどな・・・。」


自嘲めいてつぶやく。




その一言を聞いて

桐山くんから視線を離す。


「彼女じゃなきゃ、だめなんだ・・・。」




胸が痛んだ。

自分のことしか考えてない発言をしてしまった。



気持ちわかる。


わたし、失礼だ・・・・。


好きな人がいる人に対して

言っちゃいけないことを言った。



恋愛したことある人なら

誰だって気持ちがわかるはず。


その人じゃないとだめ。


いくら、他の人が『好きだ』と言ってくれても

自分はその人じゃないとだめなの。


その人以外はありえない。



わたしも、ちゃんと知ってるのに。



「ごめんなさい・・・。」


思わず謝ると

桐山くんは、無理矢理な笑顔を見せた。




< 399 / 833 >

この作品をシェア

pagetop