コントラスト~イケメン達のLOVE争奪戦~

ずっと笑い続ける。


実際には、そんなに時間はたってないはずなのに

ひどく長く感じた。



「桐山くん・・・?」



耐えかねて声をかけると


すっと、こちらを向いた。



でも、それは完全ではなくて

目だけで

と言ったほうが正しいかもしれない。



そして、その目にいつもの温かさはなかった。

でも、決して冷たいだけの目でもない。


なにより悲しい目だった。

切なかった。


潤んでるわけじゃないのに、今にも泣き出しそう。



すごく悪いことをした気分になった。


桐山くんに、こんな目をさせたのは

たぶんわたし。




胸が痛んだ。


申し訳なくなって

謝ろうとしたけど



それは、絶対余計に悲しませるだろうと思って

口を開きかけてやめた。



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